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報道規制されているのか? [新聞を読んで]



記事によれば、
福島県飯舘村の簡易水道水から、規制値の3倍を超える1キロあたり965ベクレルの放射性ヨウ素を検出したそうです。

今までは、mSvという放射線線量が問題でしたが、これからは、Bqという放射性物質の濃度が問題となりますね。
放射性物質は、αかβかγ崩壊して安定した状態になるまで放射能を放出し続けるわけですから、放射性物質を体内に取り入れることは、長時間体内被曝し続けることになるわけですね。もちろん、放射性同位元素としての半減期と生物学的半減期の二つを考慮しなければならないわけですが…。

ところで、規制値の3倍という報道は、放射性物質の検出量を少なく印象付ける効果がありますね。

原発事故前の検出量と比べると、数千から数万倍のオーダーになるようです(雨水の測定結果では、宇都宮市の3月19日9時から20日9時の24時間で45 MBq/km2/日、一方2008年の0.029MBq/km2/月のようです。期間を月単位に揃えると45*30/0.029 = 46551倍!)。事故前の検出量と比較する報道は、パニックを引き起こしかねないので、自主規制しているのかも?
実際、日本の環境放射能と放射線のページから得られる情報では、2008年には、牛乳1Lでは137Csは検出されていませんでした。世界の放射能濃度(2000年)では、0.3Bq/L未満の国もあるようなのですが、今回の牛乳から検出された濃度は桁違いですね。
実際に起こっている事象は、かなりの量の放射性物質が屋内退避圏外に降下しているのではと危惧しています。

今、直ちに健康被害が生じないレベルの放射性物質による土壌、水などの環境汚染は、食物連鎖による放射性物質の濃縮を生じると思います。残留放射性物質の基準値を緩和しなければ、東日本の食糧事情は逼迫するでしょうから、暫定基準値を緩和するでしょう。そうなれば、(東)日本国民の体内被曝量は増加。あれ?本末転倒になっちゃう?

風評被害を含めて、観光、輸出産業が大打撃。そこで供される食物・水が放射能汚染されているかも知れない首都圏から、外国人は当然退避するでしょう。当面の電力不足さえ解決できない日本経済は、エネルギーの問題、物流の問題のため当分衰退する(あるいは、このまま日の沈む国となる)かもしれませんね。

朝っぱらから暗い予想で失礼しました。
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